クマ(熊)は、食肉目クマ科(クマか、Ursidae)の構成種の総称。
分布
北アメリカ大陸、南アメリカ大陸、ユーラシア大陸、インドネシア、スリランカ、台湾、日本、北極
形態
最大種はホッキョクグマで、体長200 - 250センチメートル、体重300 - 800キログラム。次いで大型のヒグマで体長100 - 280センチメートル、最大体重780キログラム。最小種マレーグマで、体長100 - 150センチメートル。体重27 - 65キログラム。一般に、密に生えた毛皮と短い尾・太くて短い四肢と大きな体、すぐれたイヌの7倍もの嗅覚をもつ。視覚や聴覚は特に優れてはいないが、嗅覚は発達している。
頭部は大型だが、眼や耳介は小型で耳介は丸みを帯びる。視力は弱い種が多いが、嗅覚は鋭い。顎が発達している。門歯は特殊化しておらず、犬歯は長く、上顎第4小臼歯および下顎第1大臼歯(裂肉歯)が発達せず、大臼歯は幅広く丸みを帯びた歯尖で物を噛み砕くことに適している。歯式は門歯上顎6本(ナマケグマは4本)・下顎6本、犬歯上下2本ずつ・小臼歯上下4 - 8本ずつで個体変異があり、大臼歯上顎4本・下顎6本の計34 - 42本(通常は42本、ナマケグマ40本)。乳頭はクマ属は3対、ジャイアントパンダ・ナマケグマ・マレーグマ・メガネグマは2対。寿命は25年から40年の種が多い。
四肢は短く、がっしりとしている。指趾は5本で、それぞれに長く湾曲した出し入れできない鉤爪がある。この爪は物を引き裂いたり掘り起こすのに適している。木登りや穴掘りに優れた形状をしている。マレーグマ属以外は肉球を除いた足裏は体毛で被われ、ホッキョクグマでは顕著。
分類
イヌ科やアライグマ科と比較的類縁関係が近いとされる。パンダ類の分類については諸説あり、パンダ科として独立させたり、レッサーパンダをアライグマ科に含めるなどされてきたが、DNA分析による結果から、ジャイアントパンダはクマ科に含まれ、レッサーパンダは独立のレッサーパンダ科とする考え方が有力となっている。
3亜科の関係は、ジャイアントパンダ亜科が離れており、クマ亜科とメガネグマ亜科が近縁である。そのため、ジャイアントパンダ亜科を別科とする、あるいは…